1対1の会談を行う金委員長(左)とトランプ大統領=28日、ハノイ(AFP=聯合ニュース)
1対1の会談を行う金委員長(左)とトランプ大統領=28日、ハノイ(AFP=聯合ニュース)
【ハノイ(特別取材団)聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)とトランプ米大統領は28日午前、ベトナム・ハノイのホテルで2日目の首脳会談に入った。 両首脳は同日午前9時(日本時間同11時)ごろから約30分、1対1の会談を行った。 金委員長は会談の冒頭、「この間、私たちは非常に努力してきた。今やそれをみせるときが来た」と述べた。また、「私たちの出会いを懐疑的にみていた人たちも私たちが向き合い、素晴らしい時間を送っていることをまるで幻想映画の一場面のようにみていると思う」とし、「きょうも素晴らしい、そして最終的には良い結果が出るようすべての努力を尽くす」と強調。「予断はしない。だが、私の直感では、良い結果が生まれると信じている」と述べた。 トランプ大統領は「きのう(金委員長と)楽しい夕食の時間を過ごした。良いアイデアがたくさん出た」としながら、「きょうだけでなく長期的に見たとき、われわれは必ずすばらしい成功を得られると思う」と成果に自信を示した。 その上で、「(非核化の)速度は重要ではない」としながら、「北朝鮮が(核・ミサイル)実験をしていないことに感謝する」と述べた。トランプ大統領は「急ぐつもりない」と重ねて述べた。 両首脳は1対1の会談の後、閣僚らを交えた拡大会合を約2時間行う。 26日夜に約8カ月ぶりに顔を合わせた両首脳は27日午後、会談の結果を盛り込んだ共同声明に署名する予定だ。昨年6月の1回目の会談で合意した▼完全な非核化▼新しい米朝関係樹立▼朝鮮半島平和体制の構築――などの履行計画が盛り込まれるとみられるが、具体的な内容は確認されていない。 トランプ大統領は会談後の27日夜、帰国の途に就く。ベトナムを「公式親善訪問」した金委員長は3月2日まで現地に滞在する予定だ。2日目の米朝首脳会談=(聯合ニュース)[

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