KTFによると、今月1日から始まった同社の高速パケット通信(HSDPA)サービスの加入件数は23日現在で3万6000人を超えた。これにWCDMA(広帯域符号分割多重接続)の加入件数を合わせると、同社の3Gサービスの加入件数は23日現在で10万109件となる。業界では、このまま推移すると上半期中にKTFが公言した通り、G3市場でSKテレコムを押さえトップに立つ可能性があるとみている。
SKテレコムは3G加入件数で19万件を確保しているものの、KTFより約1か月遅れとなる今月末からHSDPAの全国サービスを開始する予定で、さらにHSDPA専用端末機も5月末まで供給できない状況であることから、当面はKTFに有利な展開となる。
また、国産携帯インターネット規格のWIPIを搭載しない携帯電話の発売もKTFの逆転劇を左右するカギとなりそうだ。KTFが準備を進めているWIPIを搭載しない3G携帯電話の出庫価格は20万~30万ウォン程度で、補助金を考えると消費者には無料に近い価格で提供されることになる。
KTF関係者は、「具体的にいつ3G市場でSKテレコムを超えられるかは断言できないが、近く現実のものとなると期待している」と話す。同社は、3Gの料金制度を補完しSKテレコムとの価格競争力をさらに高めるほか、上半期中に10モデル以上の端末機を発売するなど攻勢に出る考えだ。
これに対しSKテレコムも今月末からのHSDPA全国サービスを機に、本格的な3G市場のマーケティングを展開していく予定だ。
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