韓国の亜熱帯基準線(国立気象研究所提供)=23日、ソウル(聯合)
韓国の亜熱帯基準線(国立気象研究所提供)=23日、ソウル(聯合)
ソウルをはじめ江陵、束草、天安、南原、聞慶といった都市が、約70年後には亜熱帯気候に変わるとの見通しが出された。
 気象庁国立気象研究所は23日、1971~2000年の全国68地点の気象観測を分析した結果、現在は済州と南側一部地方でみられる亜熱帯気候が、2071~2100年にはソウルほか全国の平野でも観測されるようになると予想した。亜熱帯気候は、1か月の平均気温が10度以上になる月が8か月以上続き、最も寒い月の平均気温が10度以下となる気候。

 こうした予測結果は、朝鮮半島の平均気温が今後4度以上上昇するものと予測されるためだ。現在ソウルと済州・西帰浦の平均気温には4度程の差があるが、21世紀末にはソウルの平均気温が西帰浦水準になる可能性が高い。ソウルでも西帰浦のようにヤシの木が育つようになる。

 今回の予測結果は、二酸化炭素の増加が各種規制で抑えられた場合を想定して作成されている。この結果よりも早い時期に亜熱帯気候が北上する可能性は高い。


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