同団体によると、金さんは1926年生まれ。1940年に旧日本軍に連行され、中国や香港、マレーシア、インドネシア、シンガポールなどで「性奴隷」にされ、心身に傷を負った。
金さんは1992年8月、慰安婦問題の解決のために開かれた第1回の「アジア連帯会議」で慰安婦だったことを公表。翌1993年にオーストリアで開催された世界人権大会で自身の被害の実態を明らかにしたことを皮切りに世界各地で証言活動を続け、戦時の性暴力の根絶を訴える活動も行ってきた。
同団体は金さんについて、「数多くの慰安婦被害者の象徴」として「日本の真の謝罪や正式な賠償を求めてきた人権平和活動家だった」とコメントした。
28日午前には別の慰安婦被害者1人も死去し、韓国政府が認定した慰安婦被害者240人のうち、生存者は23人になった。
葬儀場はソウル市内のセブランス病院で、出棺式は2月1日に営まれる。
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