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同関係者は「ハリス大使は鄭長官と様々な懸案について議論したものと承知している」と伝えた。会談は約1時間20分行われたが、会談の詳しい内容については明らかにされていない。
また別の関係者は在韓米軍駐留経費負担(思いやり予算)など韓米の多様な懸案について議論したと伝えた。
両氏は韓国の駆逐艦が海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射したと日本が主張している問題についても話し合ったもようだ。ハリス氏は大使就任前に米インド太平洋軍で司令官を務めていたため、踏み込んだ議論が行われたものとみられる。鄭長官は日本の主張の不当性や韓国の立場などを詳しく説明した可能性が高い。
米国は同問題について当事者の韓日が解決するべき問題として中立の立場を保ってきたが、両氏の会談により、米国が仲裁に乗り出すかに注目が集まる。もし米国が仲裁に入れば、同問題は新たな局面を迎えるものとみられる。
同問題を巡っては、韓国の駆逐艦が海自の哨戒機に火器管制レーダーを照射したと主張する日本側に対し、韓国側は海自の哨戒機が韓国の艦艇に対し、威嚇するように低空飛行を行ったと主張。両国関係が悪化する原因の一つとなっている。
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