海洋事故通報は「122番」、7月から運用開始

海上警察庁は22日、海洋事故発生時に迅速に対処するための通報専用ダイヤル「122番」を開設し、7月1日から運用を開始する。海上警察庁と全国13の海上警察署で6月までに状況管制システムを構築する方針だ。
　海洋事故発生時、海上警察庁は122センターを通じ通報内容を即時に警備班や派出所、出張所などに伝える。事故収拾後も通報内容をデータベース化することで、事故対応能力を向上させる。あわせて消防防災庁や警察庁、海軍など関連機関との間にワンタッチ連絡網を構築し、大型事故発生時に備える計画だ。

　海上警察庁はこれまで、警察庁の「112」や消防防災庁の「119」のような緊急ダイヤルを持っておらず、海洋事故発生時は他機関から連絡を受け対処していた。


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