平壌の百貨店で販売されている「ポムヒャンギ」の化粧品=(朝鮮新報=聯合ニュース)
平壌の百貨店で販売されている「ポムヒャンギ」の化粧品=(朝鮮新報=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)機関紙の朝鮮新報は16日、北朝鮮・新義州の化粧品工場で生産される化粧品が男女を問わず人気を呼んでいると報じた。 新義州の工場が生産する「ポムヒャンギ」(春の香りの意)ブランドの製品は、基礎化粧品からメーキャップ化粧品まで約230種に上る。 平壌市内の百貨店に勤める販売員は、朝鮮新報のインタビューに対し「開店と同時に誰もが『ポムヒャンギ』の化粧品を買い求める。女性はもちろん、男性の購買意欲も非常に高い」と話した。 近ごろはアイクリーム、ニキビ予防クリーム、ヘアスプレーなど新製品が開発され、そばかすやニキビなどを隠すファンデーション、口紅、マスカラ、アイライナー、アイブローペンシルも評判がよいとされる。 北朝鮮市民はヘアスタイルにも関心が高く、天然毛染め剤や毛染め用シャンプー、クリームなどヘアカラー製品だけでなく、毛髪を柔らかく保つためのトリートメントやオイルなども販売されている。 朝鮮新報によると、「ポムヒャンギ」の化粧品には開城産の高麗人参、白頭山の野生の薬草などが配合されているという。 新義州の化粧品工場は1949年に北朝鮮で初めて建設され、国内最大規模を誇る。 金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は昨年6月に同地を視察し、「既に上げた成果に満足せず、さらに高い目標に向かって飛躍しなければならない」と求めた。
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