通常の爆弾に翼と精密誘導装置を搭載する「飛行爆弾」が2012年までに開発される見通しだ。国防部の金章洙(キム・ジャンス)長官が委員長を務める防衛事業推進委員会は21日の会議で、中距離全地球測位システム(GPS)誘導装置システム開発の基本計画を議決した。
 これにより、国防科学研究所は今年から6年間で430億ウォンを投入し、敵の対空砲射程圏外から橋やレーダー施設などの主要軍事目標物を精密打撃できる、空対地誘導兵器システムの開発を行う。重さ226キログラムの爆弾(MK-82)に翼を装着することで射程距離を伸ばし、精密誘導装置を搭載し精密性を高める。開発した爆弾を戦闘機で投下すれば、遠距離から自動的に目標別を識別し、敵の戦略的軍事施設を打撃することができる。防衛事業庁関係者は、韓国軍が保有している通常爆弾すべてが改造対象になると説明した。

 防衛事業推進委員会はこのほか、2009年に戦力化するK-9自走砲18基と、来年までに自走砲6大隊に普及させる弾薬と編制装備量産計画についても議決した。K-9自走砲は、1990年代に政府の主管で研究開発し6回にわたり量産した。昨年末には288基が戦力化されている。


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