ソウル市は21日、地下鉄・バス料金を4月1日から値上げすると発表した。基本料金は現金支払の場合900ウォンから1000ウォンに、交通カードなどでの支払の場合800ウォンから900ウォンとなる。
 地下鉄料金の算定距離も現行の「基本12キロメートル・追加6キロメートル」から、「基本10キロメートル・追加5キロメートル」に短縮される。地下鉄利用時、10キロメートル以内の乗車なら基本料金900ウォンとなるが、5キロメートル追加するごとに100ウォンが加算される。

 町内などを循環運行する「マウルバス」も現行の500ウォンから600ウォンに、長距離を走る広域バスは1400ウォンから1700ウォンに、それぞれ値上げされる。

 2年9か月ぶりとなる料金値上げについて、市関係者は「原油価格の高騰や人件費の上昇で運送原価が上がったため。地下鉄の場合、原価に及ばない低い運賃水準で経営終始が悪化している」と説明した。


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