金委員長を乗せたとみられる列車が北京駅に入っている=8日、北京(聯合ニュース)
金委員長を乗せたとみられる列車が北京駅に入っている=8日、北京(聯合ニュース)
【北京聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)を乗せた特別列車が8日午前10時55分ごろ(現地時間)、中国の北京駅に到着した。10日まで滞在する。

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 金委員長や李雪主(リ・ソルジュ)夫人、対韓国・外交政策責任者の金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長と李洙ヨン(リ・スヨン)党副委員長のほか、李容浩(リ・ヨンホ)外相、朴泰成(パク・テソン)党副委員長、努光鉄(ノ・グァンチョル)人民武力相(国防相に相当)らを乗せた列車は中国警察の物々しい警備の中、北京駅に入った。

 列車は7日夜、北朝鮮と中国の国境にある丹東駅を通過。瀋陽駅で中国共産党の宋濤・中央対外連絡部長らの歓迎を受けた後、北京に向かったとされる。

 北京駅では中国共産党中央政治局の常務委員級が出迎えたようだ。数十台のサイドカーも配置され、金委員長への格別な配慮をうかがわせた。

 特別列車を利用して訪中したのは、国交樹立から今年で70年になることを迎え、北朝鮮指導者の伝統的な訪中手段である列車を通じ、両国の友好をアピールする狙いがあるとみられる。また、8日は金委員長の誕生日のため、中国の歓待に備えて随行団の規模を増やし、専用機ではなく列車を選んだ可能性が大きい。

 専用機で訪中した2度目と3度目の訪中の際は1泊2日の日程だった。

 金委員長は北京駅に到着後、釣魚台へ向かった。8日午後、人民大会堂で習近平国家主席と4度目の首脳会談に臨むとみられる。会談では近く開催されるとみられる2度目の朝米(米朝)首脳会談について意見交換するほか、北朝鮮と中国の関係強化などについて協議するとみられる。


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