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トランプ氏「遠からず2回目の会談」 金正恩氏から親書
【ワシントン聯合ニュース】トランプ米大統領は2日(米東部時間)にホワイトハウスで開いた閣議で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)から親書を受け取ったことを明らかにした上で、遠からず2回目の朝米(米朝)首脳会談開催を推し進める考えを示した。 トランプ氏は「素晴らしい手紙」を受け取ったとしながら、A4サイズ1枚を三つ折りにした親書を取り出した。内容や、いつ、どのように届けられたかは明らかにしなかった。 トランプ氏は「われわれは北朝鮮および金正恩と多くの進展を成し遂げてきた。実に良い関係を築き上げた」とする一方で、「速度に言及したことはない」と述べた。米国内で北朝鮮との非核化交渉の進み具合に関して懐疑的な見方が出ていることに対し、交渉を急がないとの姿勢でけん制したといえる。 昨年6月に続く2回目の朝米首脳会談については「多分もう一つ会談を行うだろう。彼が会いたがっており、私も会いたい」「われわれはさほど遠くない未来に(会談を)準備するだろう」と、開催への意欲を重ねて示した。 トランプ氏はまた、北朝鮮と良好な関係を築いたにもかかわらず評価されてないと不満をもらし、トランプ政権が発足しなければ第3次世界大戦も起きかねなかったと主張した。 金委員長は1日朝(日本時間)、施政方針に当たる「新年の辞」を発表し、「いつでも米大統領と再び会う準備ができている」と述べた。この後、トランプ氏もツイッターに「私も金正恩委員長と会うことを待ち望む」と投稿した。双方はさらに親書も通じて意思疎通を図り、それぞれ会談に前向きな姿勢を示した。 朝米間の交渉は、北朝鮮に対する国際社会の制裁問題、北朝鮮の非核化措置とこれに相応する米国の措置などを巡り膠着(こうちゃく)状態となっている。新年からの両首脳のやり取りは、1~2月開催が予想される2回目の首脳会談でこうした問題をトップダウンで解決しようという意気込みとも受け止められる。ただ、トランプ氏が交渉ペースを調節する姿勢であることから、これがどう影響するかも注目される。