1959年の完工以来、プロ・アマ野球の聖地として親しまれてきた東大門野球場が11月に撤去され、ソウル市内3か所に代替球場が建設される。呉世勲(オ・セフン)ソウル市長と韓国野球委員会(KBO)の辛相佑(シン・サンウ)総裁、大韓野球協会の李来フン(イ・ネフン)会長が9日にソウル市庁で面談し、こうした内容を骨子とする合意文を交換した。東大門野球場撤去に反対してきた球界とソウル市が代替球場の建設で合意したことで、撤去作業に弾みがつきそうだ。
 東大門野球場は、日本統治時代の1926年に京城運動場として建てられた国内初の近代スポーツ施設で、蚕室運動場が国内を代表するサッカー・野球場に浮上するまで多くの選手を輩出してきた。1926年にサッカー場が建設され、1934年にテニスコート、1936年にプール、1959年に球場を建設したが、現在はサッカー場と球場だけが残っている。

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 市は11月までに、東大門野球場に臨時に店を構えている露店の移転問題などを解決した上で、撤去に着手する計画だ。代替球場として、2010年をめどに九老区高尺洞のスポーツ施設用地に国際競技が可能な球場を建設する。新球場は多目的な文化スポーツ施設として、ソウル市南西部地域の需要に応えていく。また東大門野球場撤去に伴い、全国高校アマチュア野球大会などの開催場所がなくなるため、来年3月までに九宜浄水場と新月浄水場の2か所に代替野球場を建設する。


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