教導所(刑務所)で発生する暴行や自殺などの事故件数が年を追うごとに増えていることがわかった。
 韓国刑事政策研究院のパク・ヒョンミン研究員と法務部矯正局のリュ・ジョンハ保安警備課長による共同研究の結果によると、教導所内での事故件数は1999年の292件から、2003年に611件、2004年に639件、2005年に885件と毎年増加を続けている。暴行事件の件数が多く、2005年は全体の64.7%を占めた。収容者が刑務官ら職員を暴行したケースは1996年に全体の2.1%だったが、2002年には16.1%、2003年には18.8%、2005年には14.5%と増えている。

 収容者の自殺は2003年が5件、2004年が12件、2005年が16件と増え続けている。このほか逃走事件は2003年と2004年に各1件、2005年に4件発生している。

 これらの事件・事故の発生原因は、偶発的な衝突や不満によるものが多く、2005年には全体の68.2%に達した。処遇への不満によるものは2002年の6.0%から2005年に11.5%と大幅に増加した。出所後の生活に対する悲観は2002年に1件だったが、2005年には13件まで増えている。


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