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「完全な非核化」確信まで対北朝鮮制裁維持=韓国外交部
【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部は5日、国会の南北経済協力特別委員会に提出した「南北経済協力および北核問題関連推進動向」で、「先月末の韓米首脳会談でも北が完全な非核化を達成する前までは既存の制裁を維持することが重要であることを改めて確認した」として、「北の完全な非核化を確信するまで対北制裁を維持していくという基本的な立場を堅持している」と明らかにした。 南北の協力事業については「北側に『明るい未来』を提示し、非核化を促進させるもので、政府は制裁の枠組み内で可能な事業から推進中」と説明。「関係官庁の協力下で制裁関連事項を綿密に検討するとともに、国際社会との緊密な連携を維持している」とした。 また、「制裁の枠組み内で推進可能な事業についても必要な場合は国際社会との緊密な協議を通じ、事業別の制裁免除を推進している」と明らかにした。その上で、「南北経済協力の実現のためには米国など関連国との緊密な連携の下で北の実質的な非核化の進展を引き出すことが欠かせない」と強調した。 韓国政府は南北の鉄道連結に向け、現在進められている北朝鮮区間の共同調査についても米国や国連と協議し、制裁の例外として認められた。 外交部は北朝鮮と米国の非核化を巡る交渉に関しては、11月初旬に予定されていた高官協議が延期されたままだが、対話の再開に向けた意思疎通が続けられていると説明した。 今後の方針については、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)のソウル訪問や来年初めの2回目の朝米(米朝)首脳会談の実現に集中し、「非核化に向けた歴史的な里程標をつくる」と報告した。