韓国銀行が15日に発表した昨年末現在の国際投資現況によると、外国人による国内投資残高は6542億4000万ドルで、前年同期に比べ1147億9000万ドル増加した。内訳は、直接投資が131億1000万ドル増、証券投資が455億1000万ドル増、その他投資が561億7000万ドルだった。このうち、追加投資や資産取得など取引要因による増加額は601億2000万ドルで、残り546億8000万ドルは評価利益などの非取引要因による増加だった。さらに非取引要因の中では証券投資部門が454億8000万ドルを占めた。
 昨年の外国人の国内証券投資残高増加額は455億1000万ドルだが、取引要因による増加は3000万ドルにすぎず、残りは99.9%が評価利益による増加だった。これをウォンに換算すると43兆4400億ウォンに達する。

 韓国銀行は、昨年の外国人の国内投資資金は84億ドル純流出したが、国内株価上昇とウォン・ドル相場の下落で、外国人の保有する株式をドル建てで換算した時価総額が大幅に増加したと説明した。

 一方、韓国人による対外投資残高は4415億8000万ドルで、前年同期に比べ816億1000万ドル増加した。取引要因による増加額は605億7000万ドルだったのに対し、非取引要因による増加は210億3000万ドルにとどまった。韓国人の海外証券投資で発生した評価利益をウォンに換算すると9兆5000億ウォンとなるが、外国人が国内証券投資で得た利益の約5分の1水準にすぎなかった。


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