釜山市の主な海岸で地震による津波が発生した際、市民に知らせ避難を促す予報・警報システムが年末までに構築される。市が12日に明らかにした。
 地震の多い日本に近い釜山市は、日本の西海岸で大型地震が発生すればわずか90分後に津波が押し寄せると予測し、人命被害を減らすため昨年から12億ウォンを投じシステム構築を進めてきた。システムが完成すれば、地震による津波のほか台風や津波の発生予測時と発生時に、市と区・郡がリアルタイム放送で市民を案内し、迅速な避難が可能になる。

 昨年は第1次事業として市の本庁に警報統制システムを置き、中区や海雲台区など6つの区と郡の8か所に衛星アンテナやスピーカーなどの予報・警報端末機を設置した。今年の第2次事業では端末機設置場所を影島区や南区など10区・郡の18か所に拡大し、年末までに合わせて26か所での端末機設置を完了する計画だ。


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