国内最大の市場・南大門市場と、ソウルで最も古い商業ビルの1つ・楽園商街が再開発される。ソウル市は12日、両地域を乙支路・世運商街、東大門スタジアムとともに江北地域を代表する都心再開発地域に指定し、関連事業を進めると明らかにした。市は、事業妥当性の検討と計画策定に向けた研究を市政開発研究院や民間専門機関に依頼する計画だ。
 南大門市場は、日本や中国など外国人観光客に人気が高いことから、呉世勲(オ・セフン)市長も特別な関心を寄せている。その起源が1414年までさかのぼる南大門市場は、1958年に約1万2000坪の敷地に建坪延べ3万坪規模の商業ビルが建設された。衣類、食品、輸入品などを買い求めに1日40万人以上が訪れるが、最近は売上も落ち込み、再開発の必要性が叫ばれていた。9000軒に及ぶ古い店舗が建ち並ぶ情緒が外国人観光客に人気を呼んでいる点を考慮し、単純な近代化ではない、伝統と現代が調和した再開発を計画している。

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 楽園商街は、海外観光客が多く訪れる仁寺洞に隣接している。「年間1200万人観光客誘致」という市政目標達成に向け、ソウルの代表的な観光地に育成したい考えだ。1969年に完成した地上15階建て、建坪延べ2700坪のビルは、2~5階が商店街、6~15階がアパートで、映画館や各種料理店も入っている。2~3階は国内最大の楽器商店街として日本や東南アジアなど海外でも知られていることから、近代的な内装にリニューアルし大規模な楽器商店街を造成することも検討している。また、仁寺洞を訪れた観光客に韓国伝統文化をアピールするため、伝統音楽公演場や古美術展示館も再開発ビルに設置する考えだ。


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