光州市は8日、自然景観と交通アクセスが良い光州市から全羅南道にまたがる地域に、50~100万坪規模の高齢者に配慮した特別区を造成する計画を明らかにした。全羅南道は人口に高齢者が占める割合が15.0%を超える全国で最も高齢化が進んでいる地域で、光州市も高齢者人口が7.6%に達するなど、シルバー産業が有望産業として浮上している。
 この特別区には、高齢者の体に配慮した住宅や高齢者専門病院、療養施設、在宅福祉施設などのほか、高齢者が利用しやすいノンステップ・バス、植物園、公園などが導入・造成される。また、レジャーや文化活動などを援助する専用空間や、能力に応じて人数を集め仕事ができる共同生産システムも運用する計画だ。来年末までに設計などを行い、2015年をめどに完成させる。

 造成方法については市が独自の方法で行うか道と共同で進めるかを検討中で、方法により2万人から最大約6万人が居住するミニ都市が誕生する。土木など宅地開発や住宅建設は韓国土地公社や大韓住宅公社が請け負い、付帯施設建設は民間資本を導入する考えだ。

 ただ、政府は広域化ではなく市・郡別の高齢者福祉タウン造成を進めているため、計画推進には難関も予想される。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0