高病原性の鳥インフルエンザが発生した京畿道安城の養鶏農場で殺処分作業に動員された市職員1人が、せきをともなう腰の痛みを訴え保健当局が精密検査を行っている。
 安城市が8日に明らかにしたところによると、一竹面長岩里で発生した鳥インフルエンザのため、先月13日から4日間にわたり市職員300人を動員し、鳥インフルエンザの発生が確認された養鶏場から半径3キロメートル以内で飼育されている家禽(かきん)類の殺処分を行った。この過程で発生源の養鶏場での作業を担当した38歳の職員が今月5日からせきを伴う腰の痛みを訴え、天安市の病院に入院している。

 防疫当局は、38度以上の急な発熱と、せき、のどなど呼吸器系の症状がある患者を鳥インフルエンザの疑い例として分類している。職員が入院している病院によると、脳髄膜炎の症状があり、脊髄(せきずい)を採取して精密検査を行っており、現段階では鳥インフルエンザとの関連ははっきりしていないとしている。


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