記者と懇談する李海チャン元首相=7日、永宗島(聯合)
記者と懇談する李海チャン元首相=7日、永宗島(聯合)
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の政務特別補佐官を務める李海チャン(イ・ヘチャン)元首相は7日、北朝鮮訪問時に南北首脳会談を議論する可能性について、「首脳会談問題を取り上げる段階ではない」との考えを示した。同日の北朝鮮訪問に先立ち仁川空港で行われた記者懇談会で述べたもの。現在は6カ国協議での合意に伴い第1段階の初期履行計画が進められており、南北首脳会談は履行計画が策定された後に議論すべきだとした。

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李元首相は政府代表ではなく北東アジア平和委員会代表としての訪朝だと強調した。訪朝目的は、冷戦体制後に急速に変化している北東アジア情勢について全般的に意見交換を行うほか、南北経済交流や人道的支援など南北関係と北東アジア平和体制を幅広く話し合うことだと述べた。

 金正日(キム・ジョンイル)総書記と会う可能性については、現時点で予定はなく、また要請する考えもないとした。盧大統領のメッセージを金総書記に伝えるのではないかとの質問に対しても、一部メディアの憶測だとしてこれを否認した。

 李元首相は経由先の中国・瀋陽の空港でも聯合ニュースの記者に対し、「自分の用事で平壌に行く」と述べ、金総書記に渡す大統領親書などもないと答えている。

 李元首相は北朝鮮側民族和解協議会(民和協)からの招待を受け7日から4日間北朝鮮・平壌を訪れ、金英大(キム・ヨンデ)会長主宰の歓迎晩餐会に出席するほか、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長を表敬訪問する。また、11日と12日には中国共産党対外連絡部の招きで中国を訪問する。


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