業界が7日に明らかにしたところによると、LG電子は事業領域をこれまでの企業間取引中心から企業消費者間取引に拡大する戦略を打ち出した。消費者のライフスタイルに合わせた自由な発想のビルトインシステムを発売し、国内市場戦略を強化する方針だ。同社は1999年のビルトイン市場参入以来、2002年から昨年まで年平均80%の売上上昇率を記録し、国内市場シェア1位となっている。建設業者との企業間取引のほか、提携会社が持つ全国300店舗の代理店を通じ、個人顧客をターゲットにしたマーケティングも積極的に展開する計画だ。
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また海外市場も視野に入れており、2004年に豪州に本格的に進出したほか昨年は欧州まで事業領域を拡大、今後は東南アジア市場などに乗り出す。これに向けビルトイン家電が全市場の50%を越えるドイツのキッチン家電流通チャンネルを攻略するほか、アラブ首長国連邦(UAE)や南アフリカ共和国、独立国家共同体(CIS)などLGのブランドパワーが強い地域では新製品の発表を続けるとともにアフターサービスシステムを整備する。さらに、ドバイ、ベトナム、カザフスタンなど新興開発途上国や住宅の新規建設が活発な地域の攻略も進める。同社の昨年のビルトイン家電売り上げは2005年に比べ2倍に拡大している。
一方、サムスン電子もビルトイン家電市場で企業間取引と企業消費者間取引をともに伸ばし市場攻略を進め方針を示している。昨年2月にはイタリアの高級キッチンブランドサルバラーニと提携し、両社のプレミアム家電を組み合わせたビルトイン・パッケージを公開した。昨年6月からは製品モデルに女優ののチャン・ジニョンさんを起用し高級感をアピールする攻撃的なマーケティングを実施しているほか、建設業者を対象とした企業間取引営業にも力をいれている。現在は全国約100店舗の代理店や百貨店を通じたマーケティングを展開し、各店舗で専門家によるリフォーム相談も受けられるようインフラ構築を進めている。
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