多くの人で混み合う仁川国際空港(資料写真)=(聯合ニュース)
多くの人で混み合う仁川国際空港(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が7日までにまとめた統計によると、上半期に韓国の航空輸送サービスによる旅客収入は19億7930万ドル(約2200億円)で、前年同期に比べ17.8%増加した。上半期としては6年ぶりにプラスに転じた。

 航空輸送の旅客収入は、韓国の航空会社が外国人に旅客サービスを提供して受け取った対価を指す。

 年間の旅客収入は12年(54億1110万ドル)をピークに減少が続いており、昨年は35億2870万ドルにとどまった。今年は現在の勢いならば年間でも6年ぶりにプラスとなる可能性がある。

 上半期の旅客収入の増加は、外国人の入国者数が721万9000人と前年同期比6.9%増えたため。在韓米軍への米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」配備問題に絡む中国の報復措置により昨年3月半ばから韓国観光を控えていた中国人が、報復解除を受け徐々に戻り始めている。

 また、原油価格の上昇に伴い、航空運賃が値上がりしたことも影響したとみられる。

 一方、海外の航空サービスに対する韓国人の支払い(航空輸送の旅客支出)は上半期に14億2760万ドルと、前年同期比4.2%増加した。旅客収入から支出を差し引いた収支は5億5170万ドルの黒字だった。黒字は前年同期比77.3%増加した。


Copyright 2018(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0