EEZ境界画定に向け交渉する韓日代表=5日、東京(聯合)
EEZ境界画定に向け交渉する韓日代表=5日、東京(聯合)
韓国と日本は5日、排他的経済水域(EEZ)の画定に向けた交渉を東京で開いたが、境界の基点をめぐり意見が対立し、合意には至らなかった。両国は上半期中にソウルで交渉を再開することにした。
 この日の交渉は、昨年9月以来半年ぶりとなったが、韓国が独島と隠岐諸島の中間をEEZ境界線と主張するのに対し、日本は鬱陵島と独島の中間だとし、双方の溝は埋まらなかった。

韓国首席代表を務めた外交通商部の林翰択(イム・ハンテク)条約局長は交渉終了後、駐日韓国大使館で記者会見を開き、「会談では両国関係の発展と安定した北東アジア海洋秩序構築のためにEEZ境界画定が重要との認識をともにし、海洋調査問題などに対しても意見交換した」と述べた。双方は昨年の交渉結果を踏まえ、EEZ境界画定に関し具体的かつ詳細に議論を進めたが、具体的な成果は出なかったと説明した。長い時間がかかる交渉だが、相手の立場を把握し一歩一歩近づいていけば妥結は可能との見方を示した。

 日本側が提案している、特定水域での海洋科学調査計画の事前通報制に関しては、問題点を明確に突くなど韓国の考えを明らかにしたという。この問題点については具体的に説明していない。このほか、独島について「基本的に独島は韓国固有の領土だ。日本の不当な主張に対応している」と述べた。しかし、海洋調査問題や島根県の「竹島の日」行事問題などの具体的事案は話し合わなかったとしている。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.


Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0