国立環境科学院が1日に明らかにしたところによると、朝鮮半島海上の大気中に含まれる二酸化硫黄濃度が昨年は平均2.0~2.3ppbだった。日本近海の0.58ppb、太平洋地域の0.20ppbに比べ、3.7~10.8倍高かった。
 韓国の海上大気汚染状態は、中国から気流に乗って運ばれる汚染物質に大きく左右される。気流が汚染物質の少ない地域を通る場合は二酸化硫黄濃度が0.4~0.7ppb程度なのに対し、中国東シナ海海上や中南部の工業地域を通る場合は、日本近海や太平洋地域の最大40倍以上に達することもある。昨年は10回のうち7回の測定で二酸化硫黄濃度が急増した。

 このほか、国内の酸性雨に含まれる汚染物質の硫黄成分は、最高で94%が中国で発生し朝鮮半島に運ばれてきたことも明らかになった。


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