サムスン電子とソニーの合弁会社S-LCDが、昨年初めて黒字を計上した。サムスン電子は21日、S-LCDの昨年売上高は3兆8894億ウォン、純利益は1144億ウォンとの監査報告を発表した。 
 S-LCDは2004年にサムスン電子とソニーが約2兆4000億ウォンを投資して設立した。2005年4月から製品の量産を開始し、両社に半分ずつ製品を供給してきた。2004年は255億ウォン、2005年は2136億ウォンの純損失を計上した。

 サムスン電子関係者は黒字転換について、昨年生産ラインが本格稼動を始め、生産が安定段階に入ったためと説明している。S-LCDは40インチ型、46インチ型用の第7世代液晶パネル生産ラインの生産能力を月18万枚に拡大したほか、現在1兆8000億ウォンを投じて第8世代生産ラインを建設している。第8世代液晶パネル生産ラインの液晶基盤規格は世界最大で、52インチ型液晶テレビ用パネルを月5万枚まで生産することが可能だ。当初10月を予定していた稼動時期は2か月前倒される見通しだ。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0