携帯電話や携帯音楽プレーヤー、カーオーディオなどのディスプレーに使用される有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)市場で、昨年はサムスンSDIが1億ドルを売り上げ、シェア21.0%でトップとなった。同社は2004年以来3年連続でトップの座を守っている。市場調査機関のディスプレーサーチが21日に明らかにした。
 2位には同9300万ドルを売り上げシェア19.6%となったLG電子が続いた。2005年の売上高3340万ドルに比べ179%増の急成長を遂げ、5位から躍進した。LG電子関係者は、昨年上半期から有機EL第2期ラインを追加稼動し、生産能力を既存の倍に当たる月産240万台まで拡大したことが効果を挙げたと説明した。

 また、昨年の液晶パネル市場では、サムスン電子が148億5400万ドル、LGフィリップスLCDが111億8500万ドルを売り上げ、それぞれ1位と2位を獲得した。ブラウン管市場では、昨年第3四半期までそれぞれ29.9%のシェアを記録しているサムスンSDIとLGフィリップスディスプレーが上位2位を占めるものと予想される。

 一方、韓日2強体制となっているプラズマディスプレー市場は、モジュール出荷量ベースで日本の松下電器産業がシェア31.6%を獲得しトップとなり、LG電子が28.7%で2位、サムスンSDIが22.7%で3位と続いた。


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