韓国　けさのニュース（４月９日）

◇検察が李明博元大統領を起訴へ　収賄罪などで　ソウル中央地検は９日午後、約１１０億ウォン（約１１億円）の収賄容疑などで先月逮捕した李明博（イ・ミョンバク）元大統領を起訴し、あわせて中間捜査結果を発表する。李氏の起訴状には収賄罪や横領罪、職権乱用罪など約１４件の起訴事実が盛り込まれる見通しだ。起訴されれば、大統領経験者としては全斗煥（チョン・ドゥファン）、盧泰愚（ノ・テウ）の両元大統領、朴槿恵（パク・クネ）前大統領に次いで４人目となる。◇国民年金公団　２０１５年サムスン２社合併で謝罪を検討　朴槿恵前政権期の国政介入事件との関連が取り沙汰された２０１５年のサムスングループ傘下・サムスン物産と第一毛織の合併に関し、国民年金公団が国民への謝罪を検討している。同公団の関係者は９日、「公団の理事長は過去の誤った慣行を革新し国民の信頼を回復しようと、国民年金公団がサムスングループ傘下２社の合併に賛成して結果的に国民の不信を招いたことを反省、謝罪する方向で調整中だ」と伝えた。公団は先ごろ内部監査に着手し、合併に賛同したいきさつを調べている。当時、サムスン物産の大株主だった公団は２社の合併に賛成したが、これが後の国政介入事件の捜査で、李在鎔（イ・ジェヨン）サムスン電子副会長のグループ経営権承継に向けた不当な支援と疑われた。◇昨年の大企業の社員年収　ＳＫグループがトップ４独占　売上高上位５００社のうち２０１７年の事業報告書を提出した３２４社の社員の給与を分析したところ、財閥ＳＫのグループ会社４社が１～４位を独占したことが分かった。ＳＫエナジーの社員１人当たりの年収が平均１億５２２０万ウォン（１５２０万円）と最も高く、ＳＫ総合化学（１億４１７０万ウォン）、ＳＫ仁川石油化学（１億３０００万ウォン）、ＳＫルブリカンツ（１億２１３０万ウォン）の順だった。ＳＫイノベーション（１億１１００万ウォン、１１位）とＳＫテレコム（１億５７０万ウォン、１８位）も合わせ、グループ６社が平均年収１億ウォン超えとなった。