2月に訪韓した際の金英哲氏=(聯合ニュース)
2月に訪韓した際の金英哲氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の関係者は3日、北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長が自身について「南側で(2010年に起きた韓国海軍哨戒艦の)天安艦撃沈事件の主犯と言われている」と述べたことに対し「特別な立場はない」とコメントした。記者団から青瓦台の立場を問われ答えた。

 金氏は、平壌で1日に行われた韓国芸術団の公演で韓国側報道陣の会場への入場が制限されたことに対する韓国側の抗議を受け、2日に報道陣の宿泊先の高麗ホテルで緊急懇談会を開き正式に謝罪した。このとき「南側で天安鑑撃沈の主犯と言われているのが私、金英哲」と自己紹介し、報道陣を驚かせた。

 金氏は天安撃沈事件が起きた当時に偵察総局長を務めていたため同事件を主導した人物の一人とされ、今年2月に平昌冬季五輪の閉会式に合わせて北朝鮮の高官代表団の一員として訪韓した際には韓国内で反発する声が上がった。


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