ソウル市は19日、ソウルを世界5大ファッション都市として成長させるとともに産業全般にハイタッチデザインを応用し都市の競争力アップを目指す、ファッション・デザイン産業総合対策をまとめたと明らかにした。ハイタッチデザインとは、最先端技術と人間の感性との調和に配慮した高付加価値デザインを意味する。
 対策によると、2010年までに東大門スタジアム公園化事業地にデザインワールドプラザが建設される。5000坪の土地に建てられる延べ面積1万2000坪のデザインワールドプラザには、博物館や展示室、ファッションショーの会場などが設けられる。建物の外観を工夫し地域のランドマークになるよう設計することで、東大門や清渓川と結びつけた観光スポットに育成する方針だ。また、麻浦区上岩洞のデジタルメディアシティに250坪規模のデザイン創作スタジオを作り新人デザイナーに創作スペースを提供したり、デザイン総合データベースを構築したりする。デザイン専門人材の育成を目標に、産学が一丸となって現場実習や実務教育を強化し、デザイン専攻の学生には奨学金も支援する。

 ソウル市はまた、毎年10月を「ソウルデザインウィーク」に定め、国内外のデザイナーやデザイン関連企業が参加する展示、創作発表会、国際コンファレンスなどを開催するとしている。ソウルデザイン大賞を新設し、ソウルデザイン諮問団も発足させる予定だ。世界8~9位とされる韓国のファッション産業を5位に引き上げるため、「ソウルコレクション」を「ソウルファッションウィーク」に拡大再編し、海外デザイナーの参加を呼びかけるという。


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