米国が朝鮮半島の戦時作戦統制権を2010年ごろ韓国に移譲することを示唆していることが明らかになった。
 政府消息筋が19日に伝えたところによると、ソウルで7~8日に開かれた第11回韓米安保政策構想(SPI)会議で、米国が作戦統制権の転換時期について「現時期から3年で十分」との見解を韓国に伝達したようだ。米国が言及した「現時期」とは、「韓米間で作戦統制権の転換履行計画書を作成することに合意した時期を指し、今年を年頭に置いたもの」と説明している。これまで米国は2009年に作戦統制権を移譲するという立場だったが、それを1年ほど遅らせ2010年ごろの転換を示唆したと解釈される。

 一方の韓国側は、監視・偵察など対北朝鮮抑制戦略が確保される2012年に作戦統制権を移譲することを望んでいる。これに先立ち韓米は昨年、作戦統制権の転換時期を今年7月までに決定し、これに関する履行計画書を作成することに合意している。

 国防部の金章洙(キム・ジャンス)長官と米国のゲーツ国防長官は今月23日にワシントンで国防相会談を開き、作戦統制権の転換時期を決める問題を集中的に協議する計画だ。


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