中国で脱北者支援活動を続けていた韓国人が11日に山東省・煙台市で中国の公安当局に連行され、取り調べを受けていることが15日、明らかになった。
 仁川地域のキリスト教団体に所属するこの男性は、4日に煙台市で脱北者5人に会い韓国行きを手助けしていたが、通報を受けた公安当局に連行された。現在まで釈放されておらず、取り調べが続いているようだ。男性は連行された後の14日に韓国にいる妻と電話で話しているが、現在は連絡が取れない。

 一方、男性と会った脱北者5人は、公安当局により北朝鮮国境近くの丹東に移送されたもようだ。

 政府当局者は、脱北者問題に関し詳しくはコメントできないとしながらも、「万一の事態が起きないよう必要な措置を取っている」と述べた。


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