同社は当初、6月の構築完了を予定していた。サービス開始繰り上げの要因は、KTフリーテルが3月からHSDPAの全国サービスを開始する計画を発表するなど3G市場掌握に乗り出したことへの対策とみられる。SKテレコムは1月に、HSDPAに約4500億ウォンを早期投資すると発表している。
李副社長は、まずはネットワークインフラを整備し、カバレッジや人口の面で既存のコード分割多重接続(CDMA)と同等のネットワーク提供を目指すと説明した。技術・品質・サービス強化に焦点を当て、第4世代(4G)サービスに向けた機会としたいとの考えだ。ネットワーク構築後の約2か月間は、デュアルバンドデュアルモード(DBDM)端末機で全国ネットワークサービスを行い、通話品質の最適化を図る。5月からはシングルバンドシングルモード(SBSM)のHSDPA専用端末機を販売、年末までには20種類程度のSBSM端末機を取りそろえるとしている。
李副社長はまた、HSDPAはプレミアム・ネットワークとして位置づけ、CDMAより進んだ付加サービスを提供し、競合他社との差別化を図るとの考えを示した。パソコンの有線インターネットと同じ感覚で楽しめるフルブラウジングサービスをはじめ、映像通話などのマルチメディアサービス、チップ基盤のさまざまなサービス、インターネットダイレクト接続などを提供する方針だ。
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