家畜の殺処分作業が進められる農場=11日、安城(聯合)
家畜の殺処分作業が進められる農場=11日、安城(聯合)
京畿道は安城市で高病原性の鳥インフルエンザが発生したことを受け、11日中に半径3キロメートル以内の「危険地域」内の鶏22万8000羽を殺処分することを明らかにした。これには、鳥インフルエンザが発生した一竹面長岩里の養鶏農家が、約20キロメートル離れた利川市栗面石山里で飼育している鶏13万7000羽も含まれている。利川農場では鳥インフルエンザ発生は確認されていないが、予防策として実施するという。道はこの養鶏農家の利川農場をはじめ、隣接した農家2か所でも血清検査などの予防活動を行う。
 今回の鳥インフルエンザ発生で殺処分の対象となる家禽(かきん)類は、最初に発生した長岩里農場の13万3000羽のほか、危険地域にある農家30か所の3万9000羽など、合わせて30万9000羽となった。また半径500メートル以内のブタなど7000匹も殺処分される。道は300人の人員と掘削機3台を投入し11日中に22万8000羽の処分を終え、12日にはブタなどの家畜を処分する。現在、被害の拡大を防ぐために住民と家畜の移動が規制されている。

 殺処分の補償については、12日に安城で評価委員会を開き時価ベースで補償額を決定し支給する。


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