極地研究所は5日、キム・ドンヨプ責任研究員ら2人が7日から2か月間、南極で第2基地の建設候補地の選定作業を進めると明らかにした。2人はロシアの砕氷船に乗船し、南極大陸の東側地域を探査する一方、ロシアが運営している5つの基地を見学する予定だ。

 韓国は1987年、チリと南極半島の間にあるキングジョージ島に世宗科学基地を建設し南極研究に取り組んできた。しかし、南緯62度に位置するため南極圏(南緯66.5度以南)に属しておらず、極地研究が困難だった。

 極地研究所は2012年に第2基地を建設する方針を固め、大陸基地建設事業団を新設し候補地の選定作業を進めている。10月ごろに最終候補地を確定する方針だ。砕氷船が接近できる地域が最適の候補地とされるが、立地条件の良い地域はすでに先進国が確保しており、国内の科学者らの間でも南極の東側と西側での建設をめぐり意見が分かれていることから、候補地選定は難航が予想される。


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