科学技術部は29日、国内で作成された核反応データが初めて「評価済み核データファイル」に掲載されたことを明らかにした。このデータファイルは原子力関連研究の基礎資料として使用されるもの。昨年12月16日に米ブルックヘイブン研究所傘下の核資料センターが発表したこのデータファイルに、韓国原子力研究所が評価した核反応データ166核種が記載された。同研究所の9年間に及ぶ研究成果が実を結んだことになる。

 核反応データは原子力発電所の設計と運用、安全解析などに必須なだけでなく、核拡散防止、第4世代原子炉、核兵器、核融合、医学、宇宙産業、加速器など原子力と関連した全ての分野で使用される、最も基本的なデータとなる。

 今回資料が掲載されたことは、韓国が原子力の基礎技術保有国の仲間入りをしたことを意味し、今後は原子力の国際共同研究、産業分野で影響力が増すことが期待されている。


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