国防部は29日、京畿道内の部隊を相次ぎ訪問した盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に、これまで進めてきた兵営文化改善実績を報告した。盧大統領は2005年6月に兵営文化改善に向けた根本的な対策の策定を指示している。国防部のチェ・フン人事福祉本部長は軍統帥権者である盧大統領に対し、家庭のような兵営、夢と目標がある兵営、楽しい雰囲気の中での兵営をテーマに分野別に進めてた成果と今後の計画を報告した。これに対し盧大統領は、今後の指針を伝えた。

 国防部は2003年から昨年までに1兆7000億ウォンを投じたのに続き、今年から7年間で5兆1000億ウォンを追加編成し、前方観測哨所などの寝室をベッドに変えていく方針だ。2013年までにすべての作業が終了すれば、現在は15%水準にとどまっている個人私生活と睡眠満足度が87%まで向上する見込みだ。

 また、兵士の俸給も2002年の月2万3000ウォンから360%上げ、今年は8万ウォンとするほか、給食費も2002年の1人当たり4300ウォンから5000ウォンに上げ、メニューを若者の好みに合わせていく。医療体系の改善、「知識兵営」企画の一環としての各部隊コンピュータ普及、外国語学習、インターネットを通じた大学単位取得、国家公認資格証の取得サポートなども行っている。さらに、将兵人権保護のため軍人服務基本法も改正し、兵士間の指示や命令を禁じ、兵営内の暴言や暴力行使をなくすよう定めだ。

 国防部の兵営文化改善努力の結果、2002年には158人に達していた軍内死亡者数は、昨年は128人まで減少した。軍務離脱者も同1261人から、1133人まで減少した。


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