小中高校で使われている教科書に検定制度が採用される見通しだ。大統領諮問機関の教育革新委員会は25日、従来の国定教科書に代わり、専門家や団体が作る教科書を選択できるよう教科書検定制度の導入を骨子とした「学校革新に向けた教科書発行制度改善案」をまとめたと明らかにした。創意的な人材の育成と自己主導的な学習能力、創意的な思考力の向上などを求める声が高まっており、教育課程の改定方式が変更されたことを踏まえての提案だ。

 改善案は、中高校生が習うすべての科目と小学生が習う10科目のうち実科、体育、音楽、美術、英語の5科目を検定教科書にするとしている。国民共通基礎教育の普遍性や統一性を保つため、国語や道徳など5科目は現行通りに国定教科書を使用する。

 委員会関係者は、「1年間にわたり実態調査を行い、教育人的資源部、専門家らと協議した上で改善案をまとめた。公聴会などを経て最終案をまとめ、教育人的資源部に提案する」と説明した。改善案が確定すれば、2009年から検定制度が導入されることになる。


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