韓米自由貿易協定(FTA)第6回交渉3日目、争点懸案妥決に向けた双方の交渉は壁にぶつかっている。

キム・ジョンフン の最新ニュースまとめ

 金宗フン(キム・ジョンフン)首席代表は同日夜の記者会見で、米国の工業製品関税譲歩案(開放案)に関連し「関税撤廃期間が3、5、10年の中間段階品目1300種あまりのうち、500種ほどを改善するのが目標」と話した。そのためには自動車問題が鍵となるが、双方の見解の違いは大きく、この日の進展はなかったと説明した。韓国側は、自動車分野で米国が要求した排気量基準自動車税制に対し一部受け入れの譲歩案を示したが、それにもかかわらず合意には至っていない。このため韓国側が交渉妥結に向け、当初の計画よりさらに踏み込んだ譲歩案を提示することになるかが注目される。カトラー米国側首席代表も聯合ニュースの単独インタビューで、最優先関心品目に自動車を上げるなど強い意志を示している。

 前日の高官級会議を経て初めて開かれた繊維分科も、米国の原産地基準規定をめぐり難航した。韓国側は約200品目の即時関税撤廃をふくめ繊維全品目で5年以内の関税撤廃を求めたほか、原糸による原産地判断「ヤーンフォワード」規制の例外品目として85品目群を認めるよう主張した。これに対し米国側は難色を示しており、高官級交渉を追加で行い意見を調整することになっている。

 一方、商品貿易分野では協定分の80%以上が合意段階に到達したほか、電子・鉄鋼・機械などでは一部で米国が追加関税譲歩を認めるなどの成果があった。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0