金海空港から韓国に入国しようとして拒否された外国人の数が大幅に増えている。金海出入国管理事務所が17日に明らかにしたところによると、金海空港での昨年の上陸拒否者は541人で、前年の288人から2倍近くに増加した。

 上陸拒否の理由は、「入国目的への疑義」が441人で最も多く、旅券の偽造・変造が76人、入国規制が14人だった。入国目的への疑義による拒否者は前年の208人から2倍以上に増えている。

 上陸拒否者の国籍はタイが269人で最も多く、次いで中国が162人、バングラデシュが45人など。偽造・変造旅券の所持者はタイが53人で、中国が10人などだった。不法就労が目的と思われる入国目的への疑義もタイが203人で最大となり、次いで中国が146人、バングラデシュが40人など。タイと中国、バングラデシュからの上陸拒否者が目立った。

 入管関係者は、タイと中国からの不法入国者が急増しているのは、国内での不法就労が摘発され強制退去を受けた後に、偽造・変造旅券で再入国をはかろうとするケースが増えているためだと話している。また、以前は2~3人ずつで不法入国を図るケースが多かったが、最近では10人以上の団体観光客を装って摘発されるケースが増えているという。


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