内訳は、アジアが452か所、米州が161か所、欧州が102か所、中東が5か所、アフリカが6か所だった。白書には55カ国・地域の632か所の現況と資料がまとめられている。残り7カ国・地域の103か所は調査時間や現地事情などの理由で除外された。
韓国学は外国人に韓国を紹介し理解させ、親韓派を育成する手段にもなる。ロシアのサンクトペテルブルグ大学に初めて韓国語講座が開設された。米国では1928年にハーバード大学の燕京研究所に韓国部が創設され、朝鮮戦争を機に韓国学が米全域に広がった。しかし、米国内の韓国学は有名校や高名な学者が主導する一時的な学術イベントが中心で、地道な研究と学者育成に向けた準備が必要との声が高まっている。
米国主導の韓国学は、冷戦崩壊を前後し世界中に広がった。韓流に支えられ、中国やベトナム、インドなど東アジアだけでなく、最近は中東やアフリカ地域も韓国学の新たな開拓地として浮上している。
しかし、韓国学が特定地域だけに開設されているという問題も指摘されている。735か所のうち76%が日本と米国、中国、ロシアに設置されている一方、欧州では閉講に追い込まれるケースもあるとした。韓国民の認識不足が韓国学の発展を妨げているとの見方もある。
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