チェさんは、「拉致されてから31年ぶりに帰ってこられて本当にうれしい。韓国政府が国民として認め受け入れてくれたことを光栄に思う」と帰国した感想を述べた。拉北者家族の会の崔成竜(チェ・ソンヨン)代表から太極旗を手渡されると、チェさんは数回も振りながら感激を表した。
北朝鮮では当局の監視を受けるつらい日々だった。北朝鮮に拉致された後、韓国に帰ってこられるとはまったく考えていなかったという。今後どこに住むかとの質問には、「妻がいるところで一緒に暮らす」と答えた。また、韓国政府が求めることなら、積極的に協力したいと述べた。
チェさんは1975年8月、漁船「チョンワン号」に乗ったまま北朝鮮に拉致された。昨年12月に中国に脱出し、吉林省延吉市に滞在していた。統一部や在瀋陽韓国領事館に連絡し早期帰国を要請した末、5日から在瀋陽韓国総領事館の保護を受けていた。
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