大宇建設の従業員9人がナイジェリアで拉致された後に解放された事件を受け、同社がナイジェリアにあるすべての現場に対する安全点検に乗り出した。大宇建設関係者が15日に明らかにしたところによると、昨年6月にもナイジェリアで自社従業員が拉致される事件があり、その後に安全点検を強化しているにもかかわらず同様の事件が再発したことから、従業員の身辺の安全が最優先と考え、再発防止のため安全点検を実施しているという。これと関連し、大宇建設は今回の拉致事件が発生した同国南部のバエルサ州のガスパイプラインの現場から一時的に撤収させ、発注元のシェルとバエルサ州政府とともに軍による警備強化について話し合う計画だ。

 大宇建設が現在ナイジェリアで行っている工事は、ガス、石油化学プラントなど9件、17億ドル規模となっている。ナイジェリアでの工事は同社の海外売上の7割を占めており、簡単には撤退できない状況だ。


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