現在、釜山港国際旅客ターミナルでは、6つの船会社が福岡、大阪、対馬、下関路線に12隻の船を投入している。航空便よりも安価で高速船からフェリーまでと多様な船便の利用客は毎年着実に増加し、2004年には初めて100万人を突破、昨年は120万人を記録した。
釜山出入国管理事務所が12日に明らかにしたところによると、韓国人利用客の数は、2002年の38万1000人余りから、2003年には47万8000人、2004年は55万4000人、2005年は65万1000人と、毎年20%前後の増加率を示している。昨年は前年比27%の大幅増で82万6000人に達した。
これに対し、同期間の外国人利用客は、2002年が41万4000人、2003年が37万2000人、2004年が48万人、2005年が43万5000人、2006年が38万人で、2004年をピークに年間10~15%の減少に転じている。旅客船利用客の60%近くを韓国人が占めているという状況だ。
旅行業界は、主な要因をウォン高とみている。釜山市観光協会のキム・ジョンギュ専務理事は、ウォン高や国内物価の上昇で国内旅行経費が2005年に比べ30%近く上昇したと指摘する。さらに韓日間の外交問題や日本の景気好転で、日本人が旅行先を豪州や東南アジアにシフトしていると分析した。
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