5万人目の患者を診る軍医(イラク駐留韓国軍部隊提供)=12日、ソウル(聯合)
5万人目の患者を診る軍医(イラク駐留韓国軍部隊提供)=12日、ソウル(聯合)
イラク駐留韓国軍部隊内の病院で診療を受けた現地人患者の数が、2004年11月27日の開院から2年2か月を迎えた10日、5万人に達した。

 5万人目の患者となったのは、3年前の交通事故が基で慢性中耳炎となった6歳の男の子だった。治療が少しでも遅れれば中耳炎よる炎症が脳まで達し聴力を失うか、脳膜炎を発症し命を失いかねないという状態だったという。イラク駐留韓国軍は10日に5万人突破記念行事を行い、この男の子を含む10人の患者に花束や生活必需品などを贈った。

 同病院が位置するイラク北部クルド人自治区のアルビルは医療システムが立ち遅れ医療水準も低いため、現地人の間では最先端の医療装備や高度な医療スタッフをそろえた同病院の人気は高い。アルビル以外の地域から3~4時間かけて通う人もいるなど、1日平均150人の患者が診療を受けている。

 現在この病院では、専門軍医官20人と看護将校15人が一般外科、整形外科、内科など13の診療科目と、2つの手術室、38の病床を運営している。また、2004年12月から現地人医師と看護士のためのインターンプログラムを実施し、アルビル地域の医療水準向上に努めている。


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