韓日中の3カ国閣僚がアジア地域の共通課題について話し合う第1回科学技術担当相会議が、12日にソウルで開かれる。科学技術部が10日に明らかにした。金雨植(キム・ウシク)副首相(科学技術部長官を兼任)、日本の伊吹文明文部科学相、中国の徐冠華科学技術相が出席する。北東アジアを含むアジア地域の共通課題に対する科学技術的な解決策を議論し、生産的な協力策を模索するのが狙い。

 会議ではアジア地域の共通課題となっている災害や感染病の防止、環境保全、エネルギー開発などに関する技術を共同で研究開発することなどについて話し合う予定だ。また、知的財産権の保護対策や漢方医学、伝統工芸など伝統技術と新エネルギー分野での協力方法についても意見交換する。原子力の平和利用に向け原子力研究機関の協力拡大を進めるとともに、若い科学技術人材の交流や科学技術制度に関する情報交流などについても緊密に協力することで一致する見通しだ。

 このほかアジア太平洋経済協力会議(APEC)や東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(韓日中)、国際核融合エネルギー機構、経済協力開発機構(OECD)などの国際機関で緊密に連携することで、3カ国の利益を増進する方法についても話し合う。


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