京畿道坡州市に造成中の液晶パネル生産団地「坡州ディスプレークラスター」に建設中だったLGフィリップスLCDの第8世代ガラス基板対応工場が、営業不振のため中断された。同社と工事を請け負っていたGS建設が3日に明らかにした。既に工事関係者の多くが撤収しているという。

 昨年4月に7世代工場を完成させたLGフィリップスLCDは、建設費5040億ウォン、クリーンルーム装備などに5500億ウォンを投じ、同クラスター内で2つ目の自社工場となる第8世代工場を昨年内に完工する計画だった。しかし同社は、昨年第2四半期に3720億ウォン、第3四半期に3820億ウォンという過去最大の営業損失を記録するなど業績が悪化したため、建設が中断された。

 工場はほぼ完成段階にあるが、同社は生産装備の搬入は業績回復後とみている。GS建設関係者は、工事の再開は今年第1四半期以降になるとの見方を示した。LGフィリップス関係者は「投資財源などの問題で工事は中断したが、建物の建設は95%程度完了している。工事関係者の撤収はそのため」と説明している。


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