産業資源部が3日に明らかにしたところによると、昨年のメモリ半導体の輸出額は前年比6.6%増の171億ドルで、電子製品輸出額でトップに立った。メモリ半導体は2001年まで韓国電子産業の最大輸出品目だったが、2002年に携帯電話端末機に首位の座を明け渡してからは4年連続2位にとどまっていた。
 携帯電話端末機の輸出は前年に比べ11.9%以上減少し、166億ドルで2位に転落した。3位は液晶パネルで、前年比160.8%の大幅増で122億ドルを記録し5位から3位に浮上した。

 輸出地域別の輸出は、情報機器や家電製品など完成品の海外生産が増え、国内メーカーの完成品工場がある開発途上国地域向け輸出の増加が目立った。最も高い増加率を示したのはポーランドの112.2%で、以下、スロバキアが82.7%、メキシコが80.0%、スペインが53.1%と続いた。

 電子産業最大の貿易赤字相手である日本との貿易では、赤字幅の縮小が続いている。昨年の日本からの電子製品輸入は121億6800万ドルで前年比4.7%減少したのに対し、輸出は96億5700万ドルで24.1%増え、貿易赤字は前年の半分程度にあたる25億1100万ドルまで減少した。電子製品の対日貿易赤字は、2004年の61億4400万ドルをピークに2005年は49億8100万ドルまで減少した。昨年で2年連続の減少となった。

 一方、昨年の電子製品全体の輸出額は1148億ドルだった。増加率は11.8%で、輸出全体の増加率14.6%よりも低い数値となったが、輸入額が615億ドルで8.7%の増加にとどまり、533億ドルの貿易黒字を計上した。電子産業の貿易収支黒字は全貿易黒字(167億ドル)の3.2倍に達し、過去最大を記録した。産業資源部関係者は、今年の電子製品輸出額は昨年より15.5%増の1326億ドルで、貿易黒字は652ドルに達するとの見通しを示している。


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