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サムスントップが起訴事実を全面否認 起訴状の違法性指摘
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と共犯の崔順実(チェ・スンシル)被告側への贈賄罪などに問われたサムスングループの事実上のトップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長に対する初の公判準備手続きが9日、ソウル中央地裁で開かれた。李被告側は起訴事実を全面的に否認し、徹底して争う姿勢を見せた。 李被告側の弁護人は、李被告を起訴した特別検察官側が今回の事件の起訴事実と無関係のことまで起訴状に盛り込み、裁判官に有罪の心証を固めさせているとし、起訴状そのものが違法だと主張した。 弁護側は、検察が起訴する際には原則として起訴状のみを提出し、事件に関して裁判官に予断を持たせるような書類や証拠を添付・引用してはならないとする「起訴状一本主義」に特別検察官が違反したと訴えた。具体的には、サムスンエバーランド転換社債の発行に絡む過去の事件を記載したこと、朴大統領と李被告の面談での対話内容を朴大統領の聴取を経ずに引用したことなどを問題視した。 裁判の争点を整理する公判準備手続きは正式な公判と異なり被告の出廷義務がなく、李被告は法廷に姿を見せなかった。一審の判決は5月末までに出る見通しだ。