金正男氏殺害事件の情報、司法手続き終了後に公開＝マレーシア警察

マレーシア政府は、金正男（キム・ジョンナム）氏殺害事件に対する司法手続きが終了するまで、捜査過程で入手した情報を国際社会と共有しないとの立場を明かした。

　複数の現地メディアによると、アフマド・ザヒド・ハミディ・マレーシア副首相は去る2月28日の記者会見で「マレーシア政府は、国際情報機関と今回の事件に関する情報を共有することができる」としながらも、「該当機関は、マレーシアの司法形態を尊重しなければならない」と語った。

　また、ザヒド副首相は、事件と関連するDNA対照結果と遺体解剖結果、科学分析報告書、そして防犯カメラ映像などの情報は、自国の法体系に沿って手続きを完了させた後、国際機構などに提供するとの立場を明らかにした。