栄州ソンビ村の全景=2004(聯合)
栄州ソンビ村の全景=2004(聯合)
朝鮮時代の儒教文化を今に残す慶尚北道北部の儒教文化圏の観光開発事業が、道の観光活性化に大きく貢献している。

 慶尚北道が27日に明らかにしたところによると、安東、栄州、英陽など道北部11の市・郡では2000年から、国策事業「儒教文化圏観光開発事業」が2010年完工を目標に進められている。文化資源の開拓と発展が遅れた地域の開発を図るもので、文化財補修、宿泊休養地の造成、観光ルート基盤施設など8分野189事業に、国と地方予算、民間から11年間で1兆8681億ウォンが投じられる。

 既に第1期として、2005年までに167事業に7428億ウォンが投入され、韓国国学振興院の建設、栄州ソンビ村の造成、聞慶陶磁器展示館の建設など54の事業が完了した。2006年から2010年までの5年間では1兆2147億ウォンをかけ残りの事業を進めていく。来年は856億ウォンを投じる計画だ。

 この結果、道北部地域では観光客が大幅に増加するなど、儒教文化圏事業の発展は目に見える成果を上げている。11の市・郡を訪れた観光客は2000年の1233人から2005年には2374人と、約92.5%増加した。今年は2400人を大きく上回るものと思われる。

 キム・サンジュン観光文化財課長は、現在は基盤施設の拡充に重点を置いているため民間投資の誘致が少ないが、2009年からは大きく増える見通しだと話している。2010年までに計画した事業を終えれば、3万人余りの雇用創出と観光客の増加など、道北部の経済活性に大いに役立つと期待を示した。


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